「感動の草津ワークキャンプ」

 
 東京聖書学院後援会主催ワークキャンプの際に間室照雄兄より草津キャンプの案内をもらい、第二期と第三期のキャンプに喜んで参加しました。「奉仕作業を通して主に貢献する」という言葉に感動したからです。31日早朝、学院で蘇基昊師牧師、上中光枝牧師と待ち合わせ、熊谷教会で合流した平野信二牧師、林八州男兄と共に草津に向かいました。
 
 「草津明星團」墓地には10名の遺骨とともに、ハンセン病患者への福音宣教、神学教育、救済活動を行った安倍千太郎福音使(「3分でわかる教団史」参照)をはじめ、信徒70余名を記念した碑が建てられています。明星團の働きを通して信仰を持った方々は、「我は輝く曙の明星なり」と墓碑に書かれているごとく天国に行かれました。
 
 今年のキャンプではその墓碑の改修工事を、和解委員会を中心に行いました。作業は大変でしたが、第1回キャンプから参加されていた上中和季姉の手紙を添えた手作りケーキの差し入れに、疲れも飛びました。牧師先生は難しい本を読み、机に向かうことが多いので、作業は不得手だと思っていましたが、そのイメージが覆させられました。
 
 10月1日の記念式では、今年からこのキャンプに参加した者としては、以前から参加されていた方に申し訳ないほど感動いたしました。特に墓碑を建てる時は震えが来るほどでした。
 
 作業が終わった後の本場草津の温泉(無料)、湯畑で食べたソフトクリームの味は忘れられません。また、喜んで参加したいと思っています。
 
(文章:澤田2009年輝彦兄〔入間福音キリスト教会〕、2009年11月『りばいばる』紙に掲載記事より)