「ユースジャム2016まであと一年!」

国内宣教主事 山本 出

 ユースジャム2016(以後YJ16)開催まであと1年になります。実行委員会は2か月に1回開催され、その他、各小委員会が行われており、青年及び教職は毎月YJ16のために時間をささげ、祈り、神さまに期待をもって会議をしております。 
 7月になり、アピールやプレジャムの開催も本格的に始動します。その皮切りとして、7月20日から箱根で開催される日本ホーリネス教団第64回夏季聖会において、今年も青年聖会が開かれます。20日(月・祝)の午後3時からメッセンジャーに中西雅裕教団委員長をお迎えします(日帰り参加可、聴講料500円)。また、聖会の中で、YJ16のテーマソングのお披露目もあります。ご期待ください。聖会後には交わり会も開かれます。   

 聖会期間中、ジャムTシャツの販売が行われます。今回もデザインは2種類。カラーは全8色。販売価格は2000円になります(売り上げの一部はYJ16の運営にあてられます)。
 今年の夏のキャンプや教会・教区の行事に着てください。そして祈っていただくとともに、ぜひお買いあげくださるよう宣伝してください。 
 YJ16開催はもとより、準備に携わっているすべての青年、教職のためにもお祈りください。たくさんの中高生、青年がYJ16に参加して、神さまの恵みを見出すことができるように引き続きお祈りとご協力をよろしくお願いします。

「青年宣教主事を受けるに当たり」

青年宣教主事 本田 義史


 私はこの第67年会において、青年宣教主事として任命を受けました。まだ、正教師でもなく、牧師として足りない者ではあります。しかし、主からの導きと信じてお引き受けいたしました。私は大学生の頃、KGKを通して多くの恵みをいただきました。いつか学生のときに受けた恵みを神さまへお返ししたいという、長年の心の内に秘めた思いがありました。
「あなたは、年が若いために人に軽んじられてはならない。むしろ、言葉にも、行状にも、愛にも、信仰にも、純潔にも、信者の模範になりなさい」(Ⅰテモテ四12)
 このみ言葉で私は何度も励ましを受けました。今回、何度もこの言葉を読んで黙想させていただきました。ここでの「模範」とは、自分が理想とするような「模範」という意味ではなく、キリストに刻印された意味での「模範」を指します。ユースジャム2016に向かって、年若いみなさんが、主イエスに直接刻印されたという喜びと希望を持つことができるように祈っております。今回、青年宣教主事を引き受けるに当たり、そのようなことを心に秘めながらこの働きにこの身を投じてゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ユースジャム2016デザインTシャツが完成しました!yj2016
 今回は、中心聖句であるローマ12章全体を読み示された、「わたしたちも数は多いが、キリストにあって一つのからだであり、また各自は互に肢体だからである」(ローマ一二5)の御言葉から、パズルというモチーフが生まれました。
 ここでは、パズルピースはキリストの肢体である私たちを意味します。
①ピースの一つひとつの形が異なるように、私たちも誰一人同じではない。
②一つ欠けるとパズルが完成しないように、私たちも誰一人欠けてはいけない。
③全国の青年(ピース)が神さまの召しで導かれ、ひとつの作品(ユースジャム2016)が完成する。
 このコンセプトから、シンプルさを意識しつつもユースジャム2016を「作り上げる」ことを強調した四角デザインと、「生活」をテーマにその中でキリストのピースとして生きることを強調した丸デザインの2種類が作られました。

「兼牧支援制度」
――兼牧支援金申請のお知らせ」



 今年度も、新たな任命を受けて1年がスタートしました。各教会において、主のみわざが進められる1年であるようにと、祈っております。
 しかし、日本ホーリネス教団の現状としては、現在20組を越える教会で兼牧がなされています。兼牧される先生方は、主任牧師や責任牧師として2つ以上の教会の任命を受けておられます。兼牧の主な働きは、礼拝(聖礼典執行の場合が多くあります)、祈祷会、役員会の指導があります。
 兼牧される先生方が、経済的な負担を自ら負うことがないように、教団では兼牧支援制度を3年前(2012年度)より開始いたしました。
 2015年度は、100万円の予算を計上しました。交通費援助や、主任牧師不在の講壇の御用をされる先生への謝礼、またマルチメディア設置などが主な使途例です。1組の兼牧に関して、上限を15万円として支援を行ないます。兼牧支援金を通して、信徒の方々もともにこの現状を支えていただきたいと願っています。 
 この兼牧支援制度については、以下の申請要項に従って申請してください。
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◆申請先
日本ホーリネス教団宣教局
◆申請書式
特別なフォーマットはありませんが、兼牧支援金の使用目的を明記して、作成してください。
◆締め切り 
2015年6月3 0日(火)
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 締め切り厳守でお願いいたします。なお、2014年度は、9組の兼牧支援を行いました。(昨年度、申請された教会も、本年度も申請が通れば支援を受けることができます。ぜひ、お用いください。)

「次世代育成主事として」

 熊本教会
吉田 文人

 ※教団から次世代育成主事として、吉田文人牧師が九州教区に派遣されているのをご存知でしょうか。今回は、吉田牧師よりその働きを紹介していただきます。

 東京聖書学院を卒業して、熊本教会の牧師としてだけでなく、次世代育成主事としても派遣された。九州教区全体に仕え、将来を見据えた働きをするために遣わされたのである。あれから早2年が経とうとしている。
 九州に遣わされ、次世代育成主事として、私は何をすれば良いのかと考えた。まず私にできることを祈りはじめた。「イエスさま、あなたが九州を御支配してください」と。その後、次世代育成担当の先生方のお導きで、静岡教区のCS見学を行うことができた。このときは、熊本教会の御家族3人が一緒に参加された。静岡教区のCSの持ち方はたいへん勉強になった。また、静岡で出会った先生方や兄弟姉妹との親しい交わりは、何よりもうれしい恵みであった。
 昨年11月には、佐伯教会の兄弟が導いてくださり、「夫婦・家族の学び会」も開催することができた。日本同盟基督教団の玉井邦美牧師を講師としてお迎えし、聖書的な夫婦のあり方、家族のあり方を教わった。すばらしい講義で、全てのクリスチャンに聞いてほしい内容であった。また、佐伯教会では九州次世代育成の活動として、〝PeaceGrace〟 (ピース・グレース)という若者向けの集会を開いている。さらに、〝One Voice〟(ワン・ボイス)という超教派の賛美集会も定期的に持っていて、それらの集会のときは、私を説教者として用いてくださっている。
 「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい」(マタイ九37~38)。確かに収穫は多い。どうか引き続き九州教区の祝福のために、また、この働きのためにお祈りいただきたい。

「一緒に奉仕、楽しかった」

 賛美フラによる青少年伝道
第三種協力牧師 木下 理恵子


 聖歌やゴスペルでフラを踊って、体全体で主を賛美し、礼拝する賛美フラ。それを青少年に教え始めて1年以上がたちました。彼らもいくつかの集会で、賛美フラの奉仕をするようになりました。そして、先日行われた第8回全国信徒大会で奉仕してくれました。
 千葉、東京、神奈川、そして南西の4教区から集まったほとんどがユースジャム世代。その11名で「主の愛が今」を踊りました。小中学生も、男子もいます。各地でそれぞれ練習して、まだ会ったことのないお互いのために祈り合ってきました。みんなが大会前夜、初めて顔合わせをし、一緒に練習をしました。そんな合同チーム。でも、当日は心も踊りもひとつの奉仕となりました。
 ある青年は見ていた方から、「笑顔をありがとう」と感謝され、喜んでいました。踊りで奉仕したみんなも私も、多くの方から励ましの言葉をいただきました。奉仕後、みんなにどうだったか聞いたところ、異口同音に「楽しかった」「また一緒にやりたい」との声。賛美フラは、本当に「楽しい」奉仕なのです。
 信徒大会ではもう1曲、小中学生とそのお母さんたち10名が、舞台上で「君は愛されるために生まれた」を踊りました。このように世代を越えて一緒に奉仕ができるのも、賛美フラの特別の恵みです。木場深川教会の伝道礼拝では、親子三代が奉仕をしました。
 賛美フラを通して、普段なかなか会ったり、一緒に何かをしたりすることの難しい全国各地にいる青少年たちが繋がり祈り合い、一緒に奉仕し、主に用いられる喜びと楽しさを体験しています。また、賛美歌を歌うだけでなく、賛美フラが加わると、教会に来たことのないお母さん方が教会に来始めるきっかけ作りにもなります。(青少年賛美フラ伝道の副産物として、そうなれば良いなぁと思っています。)小学生でも、親と一緒のクラスを始められます。みなさんの教会や教区でも、賛美フラを始めてみませんか?

「メン・フォー・ミッション・ジャパン(MFMJ)ってなに?」

 MFMJ代表
間室 照雄

  その答えは、「信徒が中心になって、教団内の施設などのメンテナンスをする働き」です。2014年度の予算は15万円です。足場パイプ、チェンソー、インパクトドライバーなどの電動工具を揃えつつあります。

<今年度の事業>
①8月に聖書学院内のプラタナスの枝おろしと、椎の木の枝おろしを行いました。プラタナスは3年前に幹だけにする大幅な枝おろしをしましたが、その際、枝が太く風にあおられて大変でした。そこで、今回は早めに枝打ちをしましたが、太いものは直径が10センチにもなっていました。椎の木は枝が道路にせり出していて、所有者の責任上どうしても切らなければなりませんでした。切る枝をロープで吊りあげ、道路やブロック塀に落ちないように気遣いながら、また通行する車や人、自転車などに気を配りながらの作業でした。5メートル以上の高所作業ですし、切る枝は直径30センチくらいもあり、危険が伴う作業でしたが、安全に守られました。
②屋上防水工事。とくに、雨漏りのひどい図書館棟の工事を行いました。雨漏りの原因の小さな穴を見つけるのが大変でしたが、それを見つけて、掃除をし、コーキング剤を充填して、雨漏りはなくなりました。この作業を業者に委託した場合、とても費用がかかるのですが、充填剤10本ほど約5千円の材料代で済みました。

 以上のような作業をボランティアでする宣教局の働きです。発足以来6年賀経過しました。その間、和歌山教会のメンテナンス、大島泉の家のペンキ塗りや、枝おろし、樹木の伐採、聖書学院内の樹木の伐採などをしてまいりました。教団内の教会で、メンテナンスの必要がありましたら、宣教局メン・フォー・ミッション・ジャパンへ声をかけてください。

「大いなる主」(伝道チーム派遣)

 東京聖書学院修養生
大鶴 英樹

  私は毎日、「ヤベツの祈り」と言われる歴代志上4:10の御言をお祈りしています。夏期伝道において、まさしく大いなる祝福があったことを実感しています。今回、その証詞ができますことを感謝いたします。
 今回の夏期伝道チームでは、いろいろな経験をさせていただきました。水郷恵み教会のキャンプや中京教区のキャンプでは、子どもたちに個人伝道をすることができました。また腹話術をさせていただき賛美をし、この夏のために考えた福音手品もすることができました。これらのことを通して、「ヤベツの祈り」の中で「私の地境を広げてくださいますように」(新改訳)とあるように、私自身の地境が広がっていきました。
 ところが、夏期伝道の日が経つにつれ、身体の疲れとストレスで、人当たりもとげとげしくなっていきました。しかし、チームで毎朝早天祈祷会を持ち、御言を読み祈り、神さまとの交わりを持つことで心が穏やかにされて、兄弟姉妹とも良き交わりを持つことができました。また、神さまはチームにもその時々に応じて、必要な助けを与えてくださいました。古田土修養生の忠実な働きにはよく助けられました。宮古市では笠原修養生も仮設住宅の方々とよく関わりを持ち、國松修養生もトラクト配布や証詞に力を注いでくださいました。
 そして、震災ボランティアで訪れた宮古市では、本当に素晴らしい教会の証詞を見せていただきました。宮古では震災から3年賀経った今も、多くの方々が仮設住宅におられます。そこを初めて訪れた私たちのことを宮古の人々は暖かく迎え入れ、震災当時のことを喜んで話してくださいました。しかもここでは、神さまのお話を、自由にしても構わないとのことでした。現地での直接伝道の禁止は、東北の至るところで耳にすることです。ですからこれは、教会と地域とが信頼で結ばれていなければできないことです。よく宣教が先か、社会奉仕が先かと議論されますが、宣教のためには信頼関係を築くことが大切であることを教えられました。まさに、神様の「御手が私とともに」(新改訳)あるとの御言(ヤベツの祈り)の祝福を、今回の夏期伝道で、経験させていただきました。お世話になりました先生方にこの場をおかりして御礼申しあげますとともに、この夏期伝道チームを、大いに助けてくださいました神さまに、心から感謝いたします。

「牧師不足を補うITの可能性」

 IT宣教担当 佐伯 真

 牧師の高齢化に伴い、隠退される牧師も多くなりました。牧師不足解消の具体策としては、献身者が起こされることを大前提としながら、信徒伝道者(勧士)の養成、近隣教会との兼牧・合併などの解決策が考えられますが、今回はそれに加えてITの活用を提案させていただきます。
 2教会を1牧師または夫妻が兼牧するには、牧師への体力面、家族への負担を強いることとなり、健全であるとは言えません。そこで今回はネットを利用した中継礼拝による兼牧について紹介させていただきます。
 ネット上のソーシャルメディアのめざましい発達により、映像による配信サービスは、誰でも容易に利用できるようになりました。ネット環境と機器が揃えば、ライブと録画での配信が無料で利用できます。このサービスを利用したネット中継が、牧師不足を補う一助になればという提案です。
 そのイメージを簡単に紹介すれば、送信側の教会は、スマートフォンやタブレットパソコン(PC)を講壇上あるいは説教者の近くに配置し、撮影配信をい教育局長 錦織 寛7月の夏季聖会に間に合わせるように、出版部からホーリネス・メッセージシリーズ9「この奥義!」が出版された。前巻から2年ぶりの出版である。この第9巻には、この2、3年に各地で開かれた聖会で教団諸師が語った説教が収録されている。読書の秋を迎えようとしているこの時、ぜひ手にとって読んでいただきたいと思う。もちろん、聖会には実際に語られたその場に身を置かなければ味わうことのできない恵みがある。これはCDやテープでも伝わらないものがあるのだ。多くの犠牲を払い、祈りを積み、多くの兄弟姉妹や先生方と共に飢え渇いて、居住まいを正して、その場にいてはじめて伝わってくるものがあるのだ。そもそも、本にして読む説教にした段階で、ある程度の編集が加えられている。説教集を読むということは所詮、聖会に出席することの代わりにはならないのだ。しかし、同時に本になってはじめて伝わってくる恵みがある。そもそもたします。受信側の教会は、PCにてその送信された映像と音声を講壇に配置されたモニター(PCモニター、プロジェクター、または液晶テレビ)から視聴するという、同時中継礼拝の方法になります。すでに教団教派を越えて、いくつかの教会が牧師不足解消のためにこの方法を用いておられるようです。
 問題は、礼拝として適切な方法なのかどうか。機器を扱う人材が確保できるかどうか。礼拝の姿勢は維持できるかどうか等、その問題と心配を挙げればきりがありません。
 しかし、私たちの教会ではこれまでの5年間、中継礼拝を続けて来ました。その結果として兼牧の助けばかりでなく、数多くの祝福の副産物も与えられました。人材の養成、礼拝の意識向上、そして宣教に対する熱き思いが礼拝の中にも現れてきました。ネット礼拝を視聴して、教会に来られるようになった方もおられます。
 また、ネット礼拝に参加されている方々からのレスポンスは、教会にとって大きな励みとなりました。求道者の方、事情があって礼拝に出席できない方々、名前は出せませんが、ある女優さんからも、ネット礼拝に参列されているとの連絡をいただきました。
 教会の働きでITの利用は、あくまでも補助的な働きであり、万能ではありません。しかし、活用次第では牧師不足を補うだけでなく、宣教にまで繋がる大きな可能性を秘めていることも事実です。めまぐるしい発展を遂げるITを敬遠することなく、教会のため、宣教のために用いようではありませんか。

「神のゴスペル・チェーン」
弟子訓練を目的として

 OMS宣教師 ボブ・ウォレン

 チェーンは興味深いものです。チェーンの輪の一つひとつは、ご自身の教会を育てようとする神さまの働きを思い起させるからです。それぞれの輪がひとつながりの絆になります。輪がつながることで、過去と将来への架け橋になります。クリスチャンは、過去にイエスさまを紹介してくれた人と、これから自分たちが伝道し弟子とする人の間をつなぐチェーンとなります。
 使徒パウロはテモテに、
「わたしから聞いたことを、さらにほかの者たちにも教えることのできるような忠実な人々に、ゆだねなさい」(Ⅱテモテ二2)と言いました。これは、パウロからテモテへ、次に忠実な人々へ、そしてその他の人々へとつながる、四連のゴスペル・チェーンと表現することもできます。また、これはテモテへの手紙だから、牧師たちにしか当てはまらないという意見もあるかもしれません。しかし、ワン・ミッション・ソサエティ(OMS)は、この法則が世界中で御国のために豊かな実りをもたらすことを見出しました。
 「ゴスペル・チェーン」を弟子訓練の模範として、一人ひとりの信仰者を神さまに用いられ御国を広める者へと整えます。ケンタッキー大学のバスケットボールの主任コーチであるジョン・カリペリは、この聖書の法則を理解し、現場で応用しています。彼は言います。 「チーム全員にリーダーシップを教えるのは、チームを導くには1人の指導者では不十分だからです」。東アジアで成果を上げている教会開拓者ジョン・チェンは、「必要な働き人を起こすために全員を訓練します」と言っています。
 私は少し前に、指導者となり得る人たちを探しているある会社のレポートを読みました。主イエスの弟子たちのリーダーの資質を評価したところ、最もその資質を行動で示したのはユダという結果になりました。これは何を示しているのでしょうか。私たちは、神さまがご自身の教会を建てるために用いようとされる人々を、いつも正しく評価できるわけではないということです。
 ワン・ミッション・ソサエティは、「弟子が弟子を育てる」という法則に従っています。これは、神さまによって備えられた人々を見つけ、イエスさまを伝え、その人たちが次の「ゴスペル・チェーン」となるように訓練していくことです。


「ユース・ジャム第2回 実行委員会報告」

  青年宣教主事 井下 泰文

 皆さんの教会に本誌を購読している青年が、どのくらいおられるかわかりませんが、ぜひお伝えください。2016年のユース・ジャムもみなさんの期待に添えるものになると思います。
 ユース・ジャム2016の実行委員会が、今年4 月に発足しました。2012年大会で活躍した青年の多くは、引き続いてフォローアップ委員会に残り、新たな仲間が加わり、今回の実行委員会が結成されました。委員の多くは、04年、08年、12年大会の参加者や、奉仕者として何らかのかたちで関わったことのある人たちです。これは大会が目に見えるかたちで実を結んでいる一つのしるしです。委員会では大会で体験したことを踏まえ、良かったこと、改善の余地のあることを話し合い、より良い大会の実現のために意見が交わされています。企画運営を一つとってみても、次世代が育成されていることを見ることができます。青年たちは確実に成長しています。次々と出てくる柔軟な発想に驚かされますが、牧師たちもより大きな心で彼らを受けとめられるようになりつつあります。この働きの手伝いをやめられなくなる理由は、このようなところにあるのだと思います。
 さて委員会では、毎回大切なこととして大会の目的を確認します。誘う側が、自分の言葉で目的を理解していなければ自信を持って誘うことができません。参加者が読んでわかり、適切な言葉づかいになっているかを検討します。また、交わりが大切だといっても、それが得意な人やそうでない人もいます。自由時間の過ごし方や宿泊施設の利便性まで、青年たちから前向きな意見が活発に出されました。
 一緒に大会を作り上げていこうという思いが与えられた方は、今からでも遅くありませんので、所属教会の牧師を通して、委員会に出席してください。今は距離も問題ではなく、インターネットのサービスを利用して、どこにいても意見を交わせる状況も準備できています。同じ世代の青年たちがユース・ジャムを成功させようと張り切っています。皆さんの賜物を活かしてください。
 皆さんがこの号を手にする頃には、会場の予約に向けて準備していることと思います。思いを一つにしてすべて正しく導かれる方にご期待ください。また、委員の一人ひとりの健康や霊性が守られるようにもお祈りください。

「ユースジャム2016始動」

 国内宣教担当主事 山本 出

 去る4月20日のイースターの日、ユースジャム2016(YJ16)の第1回実行委員会が東京中央教会で開かれました。2004年から始まったユースジャムが回を重ねるごとに成長し、それと共に、日本ホーリネス教団にとって、なくてはならない大会として覚えられ、期待されていることをひしひしと感じながら、YJ16へ向けて実行委員会が始動しました。
 フォローアップ委員会として活動を継続し、YJ16のために話し合いと祈りを積んできました。また、YJ16実行委員会に新たに加わってくれる青年たちを精力的にリクルートしてくださいました。それにより、第1回目の実行委員会には、新たに加わってくれる青年が9名、フォローアップ委員会から続けて参加する青年が11名、それに教職9名の総勢29名でスタートをすることができました。今後も仲間が与えられることを期待しています。
 今後の予定としては、YJ16中心聖句、テーマ、大会の目的、具体的なプログラム等を決めていきます。それと共に、夏季聖会や11 月に開催されます全国信徒大会などで、YJ16の内容が明らかにされていきます。引き続きお祈りとご支援をよろしくお願いします。

「ユースジャム2016始動」

 国内宣教担当主事 山本 出

 去る4月20日のイースターの日、ユースジャム2016(YJ16)の第1回実行委員会が東京中央教会で開かれました。2004年から始まったユースジャムが回を重ねるごとに成長し、それと共に、日本ホーリネス教団にとって、なくてはならない大会として覚えられ、期待されていることをひしひしと感じながら、YJ16へ向けて実行委員会が始動しました。
 フォローアップ委員会として活動を継続し、YJ16のために話し合いと祈りを積んできました。また、YJ16実行委員会に新たに加わってくれる青年たちを精力的にリクルートしてくださいました。それにより、第1回目の実行委員会には、新たに加わってくれる青年が9名、フォローアップ委員会から続けて参加する青年が11名、それに教職9名の総勢29名でスタートをすることができました。今後も仲間が与えられることを期待しています。
 今後の予定としては、YJ16中心聖句、テーマ、大会の目的、具体的なプログラム等を決めていきます。それと共に、夏季聖会や11 月に開催されます全国信徒大会などで、YJ16の内容が明らかにされていきます。引き続きお祈りとご支援をよろしくお願いします。

「兼牧支援制度のご案内」

宣教局長 中道 善次

 今年度も新たな任命を受けて一年がスタートしましたが、教団内には現在25の兼牧がなされています。兼牧される先生方は、主任牧師や責任牧師であります。兼牧の主な働きは、礼拝(聖礼典執行の場合が多くあります)、祈祷会、役員会の指導があります。兼牧をされている先生方は、2つあるいは3つの教会を行き来して奉仕されている状況です。
 兼牧される先生方が、経済的な負担を自ら負うことがないように、教団では兼牧支援制度を2年前(2012年度)より開始いたしました。
 2014年度は年間80万円の予算を計上し、主に交通費援助を目的として、一つの兼牧に関して上限を15万円として支援を行ないます。兼牧支援金を通して信徒の方々も共にこの現状を支えていただきたいと願っています。
 この兼牧支援制度は、以下の申請要項に従って申請してください。
【申請先】 宣教局長宛
【兼牧支援金の使途例】
交通費援助、兼牧教会間の信徒交流費、兼牧に必要な機材購入(一般的な教会備品は対象外)、その他兼牧を進める上での必要経費
【申請方法】
書面(郵送、FAX 、電子メール)にて、申請額の根拠となる資料と共に提出してください。添付資料の具体的な内容は、例えば交通費であれば、一往復あたりの費用、年間の訪問頻度・往復回数、申請額が全体に占める割合等を明記してください。
 また必要であれば、教会の状況説明資料も添えてください。
【締め切り】
2014年6月30日(月)必着
なお2013年度は、①出石・大阪栄光、②東京仲よし・板橋、③柵原・倉敷、④黒羽・熊谷、⑤京都・びわこ、⑥本田・綾瀬、⑦小国・白鷹、⑧府中・日野高幡の8組の兼牧支援を行いました。昨年度支援を受けた兼牧教会も、審査の結果、引き続き支援が行われることもありますので、どうぞ積極的にこの制度をご活用ください。

「全国青年代表者会議の報告」

青年宣教主事 井下 泰文

 2014年1月25~26日の2日間、代々木オリンピックセンターを主会場として、全国青年代表者会議が開催されました。ユースジャム2012を振り返り、きたる次回大会に向けての準備と青年のネットワークづくりが主な目的となります。
 当日はまず東京中央教会に集まり、賛美をささげ、御言葉をきき、小グループで分かち合いをすることから始まりました。「またとない機会を大切にしたい…。」フォローアップ委員会の内から出てきた意見を具体的なかたちにしました。その後、自己紹介を兼ねて前回大会をどのように体験したか分かち合いました。参加者の声を直接聞くことは、見落としていたことに気づかせてもらえる良いときとなります。反省点なのですが、改善の可能性のあることです。すでにできあがっているプログラムを、参加者が受け身になって過ごすのではなく、自由時間の過ごし方も、より多くの人と有意義に交われるようにできたら良かったなど、さまざまな意見が活発に交わされました。準備の段階から多くの青年の意見を聞き、取り入れる間口の広さがあれば、より多くの人の満足に近づける備えをすることができます。

 この度の代表者会議の準備は、試験的にインターネット上で意見をまとめ、委員会で集まる回数を減らしました。会場の近隣でないとできない奉仕もありますが、プログラム企画や広報など、遠方からでも参加できる分野はあります。みんなで作り上げるユースジャムを期待しています。
 2日目、青年たちは5組に分かれ、関東近県の教会の礼拝に出席しました。開催決定ならすぐにでも準備に取りかかることをアピールし、実行委員になってくれそうなジャム世代と交わる機
会をいただきました。時間の許す者は再び東京中央教会に集まり、各教会の状況を分かち合って、今後のために祈りました。青年たちが自発的に取り組む姿勢は、そばにいる者を感動させます。
 多くの方の理解と協力によってユースジャムはますます良いものになっていくことでしょう。青年たちを励まして送り出してください。

賛美フラで青少年伝道

第3種協力牧師 木下 理恵子

 「ああ、何て気持ちいいんだろう。」
 初めて習った賛美フラで、神さまに向かって両手を上に上げたとき、今まで体験したことの無い心地よさを感じました。「私は今まで心と口だけで主を賛美してたな。主は私に体を造ってくださったのに、その体全部を使って賛美していなかった。」こうして始めた、ゴスペルや讃美歌でフラを踊って主を讃える賛美フラも、今は教えてよいとの資格もいただきました。
 中学校でダンスが必須になった日本、どちらかというと体を動かすのが好きという青少年に、ダンスで主を賛美し、奉仕する機会を与えたいと、今賛美フラを教えながら青少年伝道をしています。
次回のユースジャム、「あなたも賛美フラチームで賛美しませんか?」が一つの目標で、全国で練習してきた青少年たちが一緒に奉仕し、ユースジャムのワーシップを更に豊かなものにできればと祈っています。そして青少年同士あまり交わる機会のない他教区の人たちと、賛美フラという新しいツールで更に交われるようになれればと願っています。
 12月には沖縄初のワークショップでみっちり3回のレッスン。「君は愛されるために生まれた」を初心者の小学生やお母さん方が、最後は列を入れ替わる変化も入れて発表できました。
3月、7月にもまたワークショップを行う予定です。月1回1年やってきた横浜教会の青年たちはクリスマス伝道会で初めて踊りをもって奉仕しました。見ていた人からは「感動した」と。山形ではビジョンの分かち合いとお試しレッスンに、1回参加した子が2回目は未信者の友人を連れて来てくれました。木場深川教会では2月からレッスンが始まろうとしています。最初にワークショップをした広島では、参加者から「全身全霊で賛美し踊ればそれだけの力を神さまは働かせてくださるんだなと思い……神さまが与えてくださった賛美フラを通してキリストの栄光を証ししていけるようになりたい。」との感想がありました。
 皆さまの教会・教区でも賛美フラ、やりたそうな子はいませんか?どんなものか説明するビジョンの分かち合いやお試しレッスンもしています。地方でもします。ご一緒に「踊りをもって、御名を賛美」( 詩一四九3)する青少年を育てませんか?

べテルハウスの解体作業

MFMJ代表 間室 照雄

OMSの敷地内には二階建てのプレハブがあり、OMSの宗教法人移行に伴い、今回解体作業を行うことになりました。建物は3間×5間の15坪総二階、鉄骨プレハブ造り、外壁はコンクリートサイディングです。
 9月23日、呼びかけに賛同してくれた修養生、信徒、MFMJ役員など、総勢13名で作業を開始しました。
 バールで壁の隙間をこじ開け、コンクリートサイディングを外す作業。廃材は、細かく砕いて、業者のコンテナにたくさん入れられるようにしました。取り外したベニヤ板を縦にして高く積み上げました。業者がコンテナごと車に引き上げ、空のコンテナを置いて行ったので、思ったよりもほこりが少なく作業ができました。
 午後からは屋根の解体に取りかかりました。屋根材は鉄板を山型に折り曲げたもので、取り外して地上に落としました。
 9月24日は、12人ほどのボランティアによる作業。2階の床板を外し、コンテナに詰め、鉄骨のボルトを外して、柱と骨組みの解体が終わりました。最後は1階の床。所々床材が腐っていましたが、何とか使えそうだったので、業者に出さずに利用することにしました。
 大方の作業は2日間で終わりましたが、鉄の廃材の処理について、学院教会の有志の方々によって片付けられ、費用を差し引いて27000円もの収入になりました。
 布団や40枚以上の畳も佐藤義則先生を中心に、直接処理場に運び込んでいただいたので、格安で済みました。廃材の一部は再利用に回したので、その分処理代が安くなりました。
 振り返ってみれば総費用は51万円ほどで済みました。解体作業を担ってくださったMFMJの役員の皆さん、ボランティアの皆さん、学院教会の有志の皆さんに感謝します。OMSからこのことのために、14万円の献金とキング師の派遣をいただいたことに感謝します。
 事故もなく、けがもなく、すべて守られたことに感謝します。
 Ⅰコリント12:11 以下の御言葉のように、みんながそれぞれの技術を生かして一つとなって取り組んだ結果だと、主に感謝いたしました。

ECCアジア太平洋地域会議報告
『教会開拓の4段階』

OMS日本 スティーブン・ダークープ

 中西雅裕先生、錦織寛先生と共に、10月6~11日までインドで行われたECCアジア太平洋地域会議に出席させていただいたことを感謝いたします。
 会議では、その国や国内の特定の地域で教会開拓を推進しているさまざまな国々への励ましと支援に焦点が当てられました。ECC(OMSの一部)より、開拓伝道、最初の教会開拓、教会増殖、福音で満たすという、教会開拓の4段階の紹介がありました。自らの教会開拓やさまざまな段階を考察しました。礼拝を開始し、健康な教会や礼拝の集いを作り上げるという、開拓伝道の最初のステップについて話し合いました。
 集っている方々が信仰を手渡し、自ら礼拝の集いを作り上げるように、いかに訓練し、弟子とし、ビジョンを与えるかについても話し合いました。
 また、成長し広がって行くグループづくりと、伝道、信じた方々の訓練、礼拝の集いの開始、地域リーダーの訓練、新たな礼拝の集い設立のために書かれた『訓練と増殖』という教材の用い方を話し合いました。『訓練と増殖』は日本語に訳されています。OMSは現場でこの教材を試し確かめていますので、教材に目を通し、教会の成長や教会開拓に役立てたいと関心を  お持ちの各教会に紹介させていただきたいと願っています。
 OMSは開拓伝道と最初の礼拝の集い設立をご支援いたします。いくつかのグループができたら、メンバーを地域リーダーとして訓練し、彼らが自分たち自身で伝道するように育てます。礼拝の集いが広がっていき、多くの方々が信仰を持たれる日を待ち望んでいます。アジアの至る所で神さまが大いなる御業をなさっている様子を伺って胸が躍りました。神さまの救いの恵みが日本に満ちるように、共にこの働きを担う日本ホーリネス教団とワ
ン・ミッション・ソサエティ(OMS)を主が豊かに祝福してくださいますように。

第1回北海道教区ホーリネス&兄弟団ユースキャンプ報告
『いっしょがいいんだわ!』

旭川福音教会 山中 智貴

 地方の教会は、その地理的特徴から地域の諸教会とのつながりが強い、ということがあります。中でも基督兄弟団の北海道教区の諸先生方とは、同じきよめ派に所属する者たちとして、近しい関係というより、同じ家族の一員のようなつながりを育んできた経緯があります。特に旭川地域では講壇交換を行い、協働のコンサート、伝道活動、祈祷会等を積み重ねてきました。今回の合同ユースキャンプもこうした日頃からの継続した主にある「つながり」の延長線上に浮かんできた企画でした。
 8月11日から13日までの2泊3日で、当教団側から20名、基督兄弟団側から15名のユースが集まりました。会場はホーリネス旭川福音教会、基督兄弟団旭川栄光教会(笹川洋史牧師・偕子牧師)で、男子は栄光教会、女子は旭川福音教会で寝泊まりをしました。それぞれ夜はおしゃべり、トランプゲームで遅くまで盛り上がり、教団、教区の枠を超えて大いに交流が深められました。女子の方は特に、夜遅くまで聖書的な結婚観、恋愛観、信仰のこと、それぞれの課題等が大いに語られ、恵みの女子会となったとのことです。
 講師は静岡教会の杉本守師で、豊かな恵みとたるみやすい私たちの信仰をビシッと正してくださるようなメッセ
ージを取り次いでくださいました。3回の御言葉からのメッセージの後は必ずグループタイムを持つようにしました。とても有益で中身の濃いときとなりました。「なぁーんだ、案外、みんないろいろと深く考え、悩みつつ、イエスさまを求めているんだ」と、牧師側が意表を突かれるほど、よく分かち合ってくれてうれしい驚きでした。こうした霊的な雰囲気を作り出すことは一教会、一教区でできるものではありません。数は力、ということもあるかもしれません。それなりの人数の青年たちが集まり、違う信仰的背景を持つ仲間がそれぞれの良きものを分ちあってこそ、いい意味で、信仰的な切磋琢磨をし合うことができたと思います。
 共に美瑛の丘を巡り、焼き肉大会で盛り上がり、夜遅くまで語り合い、賛美で盛り上がり、同じ御言葉を聞き、
共に自身の信仰の甘さを指摘され、再献身の祈りをささげる。キリストにあって一つであることを再認識し、神の
家族の大きさ、豊かさ、広さをちょっとだけでも味わえたことは、北の果てに住む私たちにとっては、とても大き
くインパクトのあるキャンプとなりました。多方面からの励まし、サポート、祈りを心から感謝いたします。

東京聖書学院伝道チーム報告「主の愛に染められて」報告

修養生2年 大鶴 英樹

 夏期伝道チームとして、私たち3人は武毛教区に派遣されました。それぞれ主がしてくださることに期待と使命を感じていましたが、主はその時々に応じて良くしてくださいました。
 この伝道チームに与えられた奉仕の一つとして、主のもとに皆さまをお連れするという務めがあります。それは私たちのメッセージや私たちの姿を通して神さまを知っていただくのもその一つです。弟子の一人であるアンデレがイエスさまのもとへペテロやギリシャ人をお連れした働きです。そのアンデレがイエスさまによって養われたように、イエスさまによって私たちはお祈りを共にし、聖書のみ言葉に感謝し、一日を始めました。
 また、先生方ともデボーションをもち祈っていただきました。そして武毛教区で出会う兄弟姉妹に愛の家族としての交わりを持ちました。その都度、私たちは、主の愛をいただきました。
そして、主の愛に染められました。そのいただいた愛を少しでもお伝えしたいという願いが起こされ、それぞれの奉仕をすることができました。
 『わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからである。』(Ⅰヨハネ四19)

東京聖書学院伝道チーム報告「主の愛に染められて」報告

1年訓練コース 加治佐 智子


 女子伝道チームとして、2年生の丸山峰子修養生と2人で任命を受け、宮古コミュニティーチャーチ等、5つの教会と東京東西教区キャンプに遣わされました。
 多くの方のお祈りに支えられ、無事に終えることができ、心から感謝しています。丸山修養生には様々な面で支えていただき、その姿から学ぶことが多くありました。
 また、宮古では、仮設住宅でのカフェなどの手伝いや音楽のボランティアを中心にさせていただきましたが、初めて被災地に行ったこともあり、最初は被災者の方にどのような言葉をかければよいのかとても戸惑いました。しかし、奉仕と交わりの中にも主が共にいてくださることに気づかせていただき、途中からはありのままの自分で接することができ、感謝でした。キャンプなどでは、たくさんの「幼子のような信仰」に触れ、神さまの前で、もっと自由でいいんだ、と私自身が教えていただきました。
 多くの経験ができる夏期伝道に遣わしてくださった主に感謝し、学びと訓練と、また実際の伝道に生かしていきたいと思います。

「爆発伝道セミナー」報告

青年宣教主事 井下泰文

 7月8日、お茶の水クリスチャンセンターにて、「爆発伝道(EvangelismExplosion、以下EE)を紹介します」セミナーが行われました。日本代表を務める山中知義師が満を持しての開催です。
 実は30数年前、日本においても書物が翻訳され、関係団体も設立され、教団内においても取組みがなされていました。結論から申し上げますと、今回のために特別に生み出された方法が紹介されたのではなく、むしろ伝える側の情熱や姿勢、滅びゆく魂のためにどれだけ時間や熱意を注いで、自分をささげることができるかということに目を向けさせられました。
 山中師は伝道者としての働きを進める中で、自分自身は燃えているのに、周りの人(福音を受け入れた人や教会員)に新生体験が起こらないのは何故かと苦悩を感じていました。福音に触れたならば喜びに満たされ、伝えずにはいられないだろうと。次から次へと伝えられないのには原因があると判断されたようです。そこで自身のことを思い起こします。それは米国において、このEEの学びをきっかけとして、新生を体験したことです。山中師は、EEを教会で取り入れることを決意し、母団体と接触され、資料の翻訳作業を進め、ようやく現在のかたちに到達します。
 その後、実際に日本で試験運用がなされますが、100人に伝道すると、50人が信仰告白し、その内の10パーセントは教会につながると数値に現れたそうです。
 そう聞くと私たちは数字に捉われてしまいがちですが、秘訣はそこに至るまでの訓練にあると言います。伝える
者は13週間の訓練を受け、心に届く会話術(質問や福音のアウトライン、証しの方法等)を学び、実践します。特
別講師、J・B・ソレンセン博士は、「これは牧会者(付け加えるなら、挫折を経験した牧師)の間でつくられたプログラムですが、信徒が鍵となります。皆さんがマスターしたならば、それぞれがもっている信頼・友情関係を通して戻ってくる」と補足します。
 また実際に訓練を受けた方々は、非常に純粋な証しをされました。「まだ見ない人の魂のために伝えていきた
い」、「伝える特権を神さまから与えられている。神さまの心を伝えることを人生の目標にしていきたいと願う」と。
 私たちが初めて福音に触れたときの感動を曇らせずに伝える、有益な学びの一つであると感じました。

「兼牧支援のご案内」

宣教局長 中道善次

今年度も新たな任命を受けて一年がスタートしましたが、教団内には現在、26の兼牧がなされています。昨年、兼牧の実態を調査した結果、兼牧の主な働きは、礼拝・祈祷会の説教となっており、兼牧をなさっている先生方は、2つあるいは3つの教会を行き来して奉仕されている状況が明らかとなりました。兼牧をされている先生方にとって、経済的にも負担が大きくなっている実態が浮き彫りとなりました。
 そこで教団では、兼牧支援制度を一昨年より開始いたしました。2013年度は年間100万円の予算を計上し、主に交通費援助を目的として、一つの兼牧に関して上限を15万円として支援を行います。兼牧支援金を通して、信徒の方々も共にこの現状を支えていただきたいと願っています。そして少しでも先生方の負担を少なく出来ればと思っています。
 兼牧支援制度の申請要領は以下の通りです。
【申請先】宣教局長宛
【兼牧支援金の使途例】
交通費援助、兼牧教会間の信徒交流費、兼牧に必要な機材購入(一般的な教会備品は対象外)、その他兼牧を進める上での必要経費
【申請方法】
書面(郵送・FAX・電子メール)にて、申請額の根拠となる資料と共に提出してください。添付資料の具体的な内容は、例えば交通費であれば、1往復あたりの費用、年間の訪問頻度・往復回数、申請額が全体に占める割合、等を明記してください。また必要であれば、教会の状況説明資料も添えてください。
【締め切り】
2013年6月30日(日)必着
7月に開催する宣教局会議にて審査を行い、対象教会と支援額を決定する予定です。
なお、2012年度は①綾瀬・本田、②鉾田・潮来・吉川、③熊谷・栃木・黒羽、④板橋・仲よし、⑤大阪栄光・鶴見栄光・出石、⑥倉敷・柵原、⑦日野高幡・府中(申請受理順)の7組の兼牧を支援いたしました。昨年度支援を受けた兼牧教会も、審査の結果、引き続き支援が行われることもありますので、どうぞ積極的にこの制度をご活用ください。