マルチメディアIT宣教

「マルチメディアIT宣教の働き」

MIT担当 佐伯  真


 情報通信網の発達と情報端末機器の高性能化か飛躍的に進む昨今、IT(情報技術)をいかに福音宣教のために用いるのかがキリスト教界でも注目されています。従来の情報伝達手段が、手紙・新聞などの文字情報から、電話・ラジオなどの音声、更にテレビなどの動画へと発展してきたように、ITを用いて発信される情報も、文字から音声、そして動画へと多様化が進んでいます。今や、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブなどのソーシャルメディアを利用して、誰でも、どこでも、さまざま情報を簡単に閲覧、視聴、更に発信できる時代になりました。

 宣教局では、時代の流れに即して、マルチメディアやITを用いた宣教が救霊の働きの一助になるようにと働きを進めています。昨年度は、情報の管理と共有化を課題として、働きを進めさせていただきました。

 情報管理上の課題を解決するために、災害などの危機対応として、複数名での管理体制に切り換えました。そのために、全国からIT関連に長けた信徒3名の方々にも加わっていだたき、分散管理を進めているところです。また、情報発信を的確・円滑に進めるために、教団各局にホームページ担当者を置いていただきました。

 現在の取り組みとしては、一般向けに教団内各教会の「教会案内」のページを構築中です。集会案内・写真・地図等を掲載していますので、ホームページをお持ちでない教会のための伝道の助けにもなることと思います。掲載内容に関して各教会と連絡を取りながら、公開の実現を目指しています。

 情報の共有化に関しては、日本ホーリネス教団に所属する全国の教職者および信徒の情報交換の場として、「信徒サイト」の構築を進めています。教団から教会に配布されている公開文書の閲覧や、祈りの課題、教区や教会の特集の情報、個別の情報などネット上で分かち合っていただけるように準備を進めております0教団外には非公開の情報も扱う場合もありますので、機密性・安全性を確保できる運用体制を整えた後、各教会の教職者を通してご案内させていただきたいと思います。

 MITの働きが、福音宣教の働きとして外に向かって広げられ、内にあっても活発な祈りと交流の輪が広げられるように、期待して祈り支えていただければさいわいです。