教育局
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今度の日曜日(2・23)のワークA(p。69) にミスがありました。
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説教勉強会

恵みにより、信仰を通して救われた
それは、あなたがたの力によるのではなく、神の賜物です。行いによるのではありません。
それは、誰も誇ることがないためです。(エフェソ2:8~9)
私はクリスチャンホームで生まれ育った、四代目のクリスチャンです。信仰に悩むときもありましたが、いままで教会の礼拝を休んだことは、私の記憶では二回しかありません。両親と七人の兄弟、そしてたくさんの親せきはみなクリスチャンです。日曜日になったら、礼拝に行くことが当たり前なことでした。
順風満帆な信仰生活を送っていましたが、こんな私にも仰に対する悩みのときがありました。高校を卒業して軍隊に志願して行ってから、私の信仰の悩みは始まりました。その悩みは、八年間続いたと思います。知識的にはイエスさまの十字架を知っていましたし、礼拝も休まないで行っていました。しかし、イエスさまの十字架の恵みによって救われたという、確信を持てない自分がずっといました。一応四代目のクリスチャンですから、恥ずかしくて誰にも相談することができませんでした。
そんな私にも転機がやってきました。ある日、聖書のヨナ書を読んでいた時に、神から逃れようとしている預言者ヨナが、まるで自分の姿のように思えたのです。ヨナを選んでくださった神が自分をも選んでくださり、神の子としてくださったことを確信するようになりました。その時までは聖書をただ知識として知っていましたが、それからは、聖書を100%じるようになりました。イエスさまを自分の救い主として確言するようになったのです。それは神の恵みでした。
この神を信じ、イエスさまと共に歩んで行きたいと願うものです。

新たな宣教と教会形成をめざして
私たちにはそれぞれ、建てなければならない家があり、守らなければならない町があります。前者は仕事や学業などにおいて何かを生み出し、建て上げてゆく生産的なわざであり、後者は家族の養いや自らの健康など、現状を維持し管理してゆくものです。この二つの事は決して他人任せでできるものではなく、一時も忘れられないものです。
しかしながら、み言葉によれば、大切なこの二つのことを自力で成し遂げようとすれば、建つべきものが建たず、守るべきものが守れない。むしろ、主に委ね明け渡すなら、建つべきものは建ち、守るべきものは守られるのです。たとえ病に臥すようなことがあっても、主は眠っている間にもなくてはならぬものを備えてくださり、何ものにも心を煩わされることなく、安らかな眠りを賜わり、療養に専心させてくださるのです。
「神に委ねても少しも平安がありません」という話を聞きます。よく聞くと、委ねていないのです。肝心なところは自分が握っていて、「神があと一押ししてくれれば成し遂げることができる」と言うのです。委ねるとは、すべての主導権を主に明け渡し、主がおっしゃることは何でもさせていただく覚悟を持つことです。従うなら平安はついてくるのです。
新年度は、各教会の特性を生かした宣教と教会形成をめざしていきたいと思います。少子高齢化、さらにコロナの甚大な影響があって教会は疲弊しています。しかし、主にいっさいを明け渡し従うなら、どんなに弱り衰えた教会であっても立ち上がり、日本を変え得る宣教の働きがそこから始まるのではないでしょうか。


教会の特性を生かして
厳しい時代の中にありますが、新年度も、共に教会の本来の使命を果たしてゆきたいと思います。それは、宣教と教会形成です。2001年の教団総会で構造改革の基本方針が決議され、それを機に私たちの教団は、教団主導から教会主導に転換しました。しかし、教会主導になったものの、その本領は発揮されて来なかったように思われます。その本領が発揮されるためには、信徒が立ち上がることであろうと思います。教会の力は信徒の力です。そのためには、牧師の取り次ぐみ言葉によって養われて成長し、自らの意志でキリストの証人として、教会の担い手として立ち上がることです。
新年度の教団のテーマは、「新たな宣教と教会形成をめざして」です。それは、教会の特性を生かした宣教と教会形成をめざすということです。教会にはそれぞれの特有の歴史があり、異なる地域性があります。集う人たちの年齢層にも特色があり、牧師と信徒には主がお与えになった魅力的な賜物があります。こうしたものが生かされるために、牧師と役員のみならず、すべての教会員が、これまでの教会の歩みをふり返り、主がどのような宣教をすることを望んでおられるのか?どのような教会を建て上げることを願っておられるのか? 心と思いを一つにして祈り、上より神のビジョンを与えられたいのです。そして、そのビジョンを胸にいだいて宣教と教会形成を果たして行きたいと思うのです。
すでに教会総会が終わっている教会もあるかも知れませんし、これからという教会もあろうかと思います。こうした教会挙げての話し合い、祈り合いの時と場を慌てずに、時間をかけて行なっていただきたいのです。半年ぐらいかかるのではないでしょうか。あるいは一年を要するかもしれません。なにしろ、上より神のビジョンなるものを妥協することなく待ち望み、神より与えられたいのです。そして、脇目をふらず、その神より与えられた幻が、教会において成し遂げられ実現するように、邁進していただきたいのです。
「あなたの道を主に任せよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」(詩編37:5)
山口 光 師
全5回/土曜日 午前10:30~12:00 オンライン配信(Zoom)
5回にわたる「一回完結型」の旧約聖書の話です。話の内容は、ヘブライ大学で学んだ中から、当学院の過去のコース内容と重ならないようにして選びました。聖書のナラティブ(物語)を、ヘブライ語から考察しながら味わいます。
① 4月26日 モーセの人となりとその生涯
② 5月10日 エズラ・ネヘミヤ時代から考察する共同体の形成
③ 6月7日 ヨブ記の全体像
④ 6月14日 ルツ記で考える「主のあがない」
⑤ 7月5日 ヘブライ語で考える「共同体」の姿
お支払いは、受講終了後にご案内します。
1回90分
1,200円:信徒コース登録済みの方
1,500円:それ以外の方
[申込方法]QR コードからお申込みください。学院事務所所からの返信をもって、申込完了となります。それぞれの授業の3日前を締め切りといたします。

東宣社

「私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです」ペトロの手紙Ⅱ3:18

黙想あり漫画あり豆知識あり、その他もろもろありの366日分の聖書日課です。4月始まり400ページです。青年・初心者の方にも最適!

毎朝立ち寄るカフェのように、毎朝、心に寄り添える本であれば幸いです。オシャレなカフェには、ステキな小物やおいしいメニューがあるように、青年たちを励まし、主イエスに導く黙想が満載です。30名の青年牧師が書き下ろした渾身の聖書日課です!
E-mail:tosensha55@yahoo.co.jp