私たちの教団のホームページにようこそ!

教団委員長 佐藤義則

 
 ホームページをご覧くださり、あ りがとうございます。

 「ホーリネス」(Holiness)という名称は、神の聖さのことを表わしますが、私たちの教会は、神がその聖さを授けてくださるという恵みを信じ、これに生き、これを証してゆくことを使命としています。

「すべて重荷を負って苦労している者は、私のもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう。」(マタイによる福音書11章28節)
 
 人はだれでも、重荷を背負って日々を歩んでいますが、しばしば疲れ果てて負いきれなくなってしまうことがあります。そのような私たちを、キリストは招いておられるのです。この方の前にいっさいの重荷をとり降ろすなら、真の休息と平安を与えてくださるのです。日曜日は教会へ。是非、キリスト教会をお訪ねしてみてください(教会については、「全国教会所在地」をご参照ください)。

 主イエス・キリストの父なる神が、あなたを豊かに祝福してくださいますように。

【年間標語】聖霊に導かれ、聖霊と共に生きる
【年間聖句】「私は父にお願いしよう。父はもうひとりの弁護者を遣わして、 永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」(ヨハネによる福音書14章16節)


 
 
 
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【T&Mセミナーの予定】
9月10日~11月26日夜7時30分~
〈毎週火曜日〉

健全な教会を建て上げて(エペソ4:11~13)、その拡大を目指すセミナーです。そのための教材をコーチングで用います。
コーチングによって信徒の皆さん、リーダーの皆さんが主から与えられている賜物を自ら見いだし、自ら活かしていくことができます。
樽モデルを使って教会の状況を把握し、GROW(目標→現状把握→解決策→実行計画)モデルで目標の達成を目指します。
これら全てを祈りつつコーチングで取り組み目標の達成を目指します。
教会全体、グループの目標達成だけでなく、個人の信仰生活にも適用できます。


9月1週~4週

木曜コース
午前10時30分〜12時
午後1時30分〜3時
期間 9月5日〜9月26日 
金曜コース 
午後19:時30分~21時
期間 9月6日~27日 
土曜コース 
午前10時30分〜12時
 信徒の皆さんが救いの喜び、信仰の尊さを味わい、生き生きとしたクリスチャンライフ送り、主と教会に仕えていくとめのセミナーです。講師は信徒の方々が立てられています。


その他、信徒セミナーの出前講座、T&M対面セミナー、個人コーチング、グループコーチングなどがあります。下記のお申し込みフォームにてお申し込み下さい。

 
(2017年6月15日)
(2017年4月13日)
平和の祈り
(ページ内よりダウンロードできます)
 
 
 

ズタボロの心に寄り添い救い出される神

 
主は心の打ち砕かれた者に寄り添い、霊の砕かれた者を救い出す。(詩編34:19)
 
 2011年の東日本大震災から現在まで、今も忘れないで支援してくださる方々と共に、被災された方々に寄り添う活動を続けています。大切な家族、財産、地位などを一瞬にして失った方がたの心は、ズタズタボロボロ(以下ズタボロ)の状態で、その人生に寄り添い続けてくれる存在を求める叫びがあることに気づかされました。そして、寄り添い続ける存在を通して、心の復興がなされていくことを幾度も見ることができました。
 
 冒頭の詩編三四編19節に、日本語訳では「砕かれた」ということばが二回繰り返されていますが、英語ですと前者はブロークンハート、後者はクラッシュと訳されています。原語では違う言葉なのですが、どちらも「押しつぶす、粉砕する」という意味があります。まさに。“ズタボロの心”です。
 
 私は、教会に行くようになってから、あまりまじめな求道者ではなく、大人なのに教会学校は皆勤賞でしたが、礼拝にはあまり出席しないで、サッカーやテニスの試合、あるいは練習に明け暮れていました。ある日曜日、サッカーの試合中にケガをしました。医師の診断は「右鎖骨粉砕骨折」でしたが、私にとっては単に骨だけではなく「心と霊の粉砕骨折」の経験でもありました。手術を受けて、ギプスでカチカチに固められ、ベッドに横たえられたときの無力さ、また、それまで私を支えていた健康、仕事での地位、競争社会での勝者だとの自負などが一瞬にして打ち砕かれ、まさに心がズタボロになる経験でした。
 
 しかし、三か月の入院治療の間、じっくりと聖書を読み通すことができ、そのようなズタボロの者だからこそ、神が寄り添い、救い出してくださることを知ることができました。 私たちが救いを求めて神に近づくことも大切ですが、それもできないほどに心が砕けた者に、神の方から寄り添い、救い出してくださるのです。
          
(「きぼう」11 月号)

     

 (「きぼう」アーカイブ) 
 
 

聖書と呼吸を合わせる聖書通読

教育局長 高橋 誠

 聖書通読を教会の皆さんにお奨めし、一日一章のペースで共に読み進め、先日一巡り読み終わりました。このペースだと、3年3ヵ月かかります。
 
 特に旧約聖書のイスラエルとユダの歴史を読んでいくときには、その少なくない部分が混乱した歴史で、教会の皆さんからは、「先生、もういやになりました。でも、今の時代とおんなじですね」と、ため息交じりのレスポンスがありました。その歴史の中で、預言者が指し示す神の救いの預言や幻が語られます。人間の暗さでも塗り込めることができない言葉です。神の揺るぎない希望の言葉を深く吸い込むようにも感じられます。人間が力なく漏らすため息を、神は放置なさらずに、吸い込むべき慈しみの言葉を必ずお備えになります。生活の中で漏らす嘘偽りのないため息に、神がいつも希望を携えて伴ってくださいます。そのようにして神が私たちの本音に、御自身の命豊かな息吹を注ぎ込んでくださることを知る。こうして呼吸が整えられるのが、聖書通読の味わいであると感じます。
 
 聖書の中には、“小聖書”と呼ばれるヨハネによる福音書3章16節のような、いわゆるゴールデンテキストがあります。心に刻み、暗誦すべき言葉です。同時に、どうしてこんなことが聖書の中に書かれてあるのかと、一読しただけでは不可解に感じる言葉もあります。そうした言葉を、世界の中に置かれた神の民の歴史を踏まえて読んでいけば、神の慈しみや愛の揺るぎなさを深く知らされます。そこで得る慰めも深いものです。
 
 このような連続した聖書の読み方を提唱したのは、改革者カルヴァンです。その意義をある人が、「好き嫌いすれば健康を損なうように、聖書のつまみ食いは信仰の健康を損ねさせる。健やかな信仰のためには、好き嫌 いなく通して聖書を読むことだ」と説明していました。神の慰めの言葉を味わいつつ、その息吹を深く吸い込むことがゆるされています。
(「りばいばる」11 月号)

  

「りばいばる」アーカイブ

 

師と同じ思いで教会を担う信徒を

 7月30日に第2回宣教研究委員会が行われ、歴史編纂委員会の委員の一人で、教団史の執筆に携わった山田智朗牧師が発題され、1949年の教団創立から今日までの歩みを、教勢という視点から分析・評価してくださいました。その発題の概略を紹介し、それを基に今後の教団の展望について探ってみました。
 
 教団が創立して間もない頃は、弾圧によって閉鎖された教会が再開し、解散され散り散りになった信徒が教会に戻ってきました。また、翌年1950年より開始された「福音十字軍」の伝道運動によって、教会のない地域に新たな教会を生み出す尊い働きがなされ、宣教が開始されました。1950年代から1980年代までは、教団の帰属意識を高め、教団がひとつとなり結束してゆくために、教団主導で宣教が進められ、伝道費はすべてOMS(東洋宣教会)が負いました。
 
 1970年代から始まる「10年ビジョン」という長期伝道計画が功を奏し、礼拝出席平均30名が1982年に達せられ、1990年には会員総数11,354、現在会員数8,231、礼拝者数5,461を達し成長を遂げました。
 
 しかし、1998年に構造改革委員会が発足し、「構造改革」が施行されてからは、教勢が徐々に低下して行きました。「構造改革」の基本方針は、「伝道と教育の主体は教区・教会にある」でした。教団側の事情としては、財政的な理由から「小さな政府(教団組織)」をめざすことが必要とされ、教会側には「10年ビジョン疲れ」と、ひたすら走り続けてきたことへの反動がありました。教団主導、教会・教区主導への移行は正しい選択でありましたが、実際的には各個教会の主体的な伝道ははかどらず、教育もそれほどに進まず、教勢はゆるやかに下降し今日に至っています。教団は経済的な援助を行ってきたものの、それ以上の支援はして来なかったことが反省させられます。
 
 さて、今後の展望は-それにはほど遠いものですが-、任命準備委員会からも要請されているように、それぞれの教会が、今後どのような伝道をなしてゆくのか、どのような教会を形成してゆくのか、牧師主導ではなく、信徒と共有し話し合い、牧師、信徒の協働で教会を建て上げてゆくことではないかと思います。私たちの教団の将来があるとすれば、信徒が成熟して力をつけ、教会、教団を主体的に担って行くことだろうと思っております。私たちの教団は牧師主導が身に染みています。牧師と同じ思いで共に教会を担える信徒が、一人でも多く起こされるように願いつつ。
(「りばいばる」視11 月号

 

(「りばいばる」アーカイブ)
 
 

 


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