謝恩金の仕組み

            
奉仕局の一番の大きな働き・目的は、隠退された先生方の生活のために年金として「謝恩金」の支給をさせていただくことにあります。十分ではありませんが、毎月支給させていただいています。これは現役時代の牧師謝儀額に関係なく、公平に支給されるものです。
謝恩金の仕組みについて、以下に概略を説明させていただきます。詳細は、「教師の福利厚生に関する規程」を参照ください。
 
日本の年金制度は2階建てと言われます。
1階部分は、すべての人が加入する国民年金、2階部分は、公務員や会社員などが社会保険に加入し支給される厚生年金になります。自営業者などは2階部分がないことになります。ホーリネス教団所属教師の場合、この2階部分を補うものが「謝恩金」となります。厚生基金は現役時代の収入に従って支給されるのに対し、「謝恩金」は現役時代の謝儀額に依存せず、公平に支給されます。一方で、他の収入がある場合には、その分は減額されます。
例えば、教会によって、社会保険に加入している教会もあります。その場合、その教会の牧師は、厚生年金を受け取ることになります。謝恩金査定においては、その厚生年金も収入として計算されることになります。
「謝恩金」は、「厚生基金」から支給されます。厚生基金の財源は、各教会から納入いただく「厚生費(教会厚生費、牧師厚生費)」、「謝恩デー献金」、みなさまからの「特別賛助金(献金)」です。その他、運用による利金収入があります。厚生費も各教会には大きなご負担になっていることは理解していますが、一切を主に捧げて、生涯、主と教会のために仕えて下さった先生方のことを覚え、ご協力をお願いいたします。
なお、厚生基金は、現役牧師の福利厚生のためにも使用しています。