奉仕局の働き
1.概要
奉仕局の働きは以下からなります。(日本ホーリネス教団教規第23条参照)
①教師の福利厚生に関する事項
②厚生資金の管理運用及び厚生事務に関する事項
③退職金に関する事項
④奉仕活動に関する事項
⑤緊急時の支援活動に関する事項
⑥教団墓地に関する事項
教団会計は、本部費(教団の運営)と、厚生費および退職積立金となりますが、このうち、厚生費と退職積立金が奉仕局の管轄となります。厚生費は隠退教師の謝恩金を含む教師の福利厚生のために使用します。
2.教師の福利厚生
①援助金の支給
「援助金」として、以下を支給しています。必要に応じて申請ください。
なお、厚生基金の枯渇リスクから2013年度よりその一部を停止または制限しています。
- 休養中の疾病扶助(現在、停止中)
- 高額医療費援助
- 療養費の一時立替
- 健康診断受診費援助
- 奨学金(高校在学一人1500円)(本来3000円のところ制限中)
- 隠退教師転居費援助(10万円まで)
- 遺族扶助金(現在、停止中)
- 遺児手当(現在、停止中)
②一時金の支給
「一時金」として以下を支給させていただいています。基本は申請によるものとさせていただいていますので連絡票にて奉仕局までお知らせください。
- 結婚祝金
- 出産祝金
- 子弟の入学祝金
- 敬老祝金(謝恩金非受給者で9月15日で75歳以上の方)
- 見舞金(入院3日以上)
- 弔慰金
- 災害見舞金(緊急支援対策室で対応)
- 餞別
③謝恩金の支給
奉仕局の最も大きな働きとして、隠退された先生方の生活のための年金としての「謝恩金」の支給があります。十分ではありませんが、毎月支給(実際の送金は隔月)させていただいています。これは現役の牧師給額には関係なく、公平に支給されるものです。
3.厚生資金の管理運用及び厚生事務
基金運用委員会を通して、厚生基金と退職基金の運用を行っています。
また、会堂建築等への貸付(上限2000万円。利子あり)を行っています。必要に応じて活用ください。
4.退職金
また、退職積立金は、以下の貸付にも活用されています。
- 学費貸付(上限100万円。利子あり)
- 緊急生活費貸付(上限50万円。利子あり)
- 牧師館修築費貸付(上限100万円。利子あり)
5.奉仕活動
- 連絡協議会(医療や福祉に関する相談窓口、情報交換など)の運営
- 隠退教師の安否確認:隠退された先生方の誕生日に連絡をとり、その近況を教団委員会とも共有し、お祈りに覚えています。
- 交流誌「めぐみの輝き」の発行:隠退された先生方の近況や祈りの課題をまとめ、隠退された先生方の交流、お互いにお祈りに覚えていただくための一助として交流誌の発行を行っています。
6.緊急時の支援活動(緊急支援対策室)
その一環としての緊急支援対策室は、これまで様々な災害に関して初動の調査・支援活動に実際にかかわってきました。特に、初期調査においては現地の教区長との連携が重要です。ご協力をお願いします。
災害支援についての学びを続け、マニュアルを作成し、各教区への啓蒙活動なども行っています。各教会が社会に仕えるため今後の災害に関して十分な準備ができることを願っています。
また、見舞金の支給なども行っています。被災された教会・先生方・信徒の方への見舞金の支給を行っていますので、被災時には、教区長を通して緊急支援対策室へご連絡ください。
さらに、大きな災害時には、「災害対策委員会」を設置し、ボランティアの派遣など人的支援と、支援献金の募集と支給などを行います。