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  • 今地域で自分のできること

(奉仕局ニュース41号抜粋) 

「今・地域で自分が出来る事は何?」 

 
 過る9月23日狭山シャローム教会に於いて、「練達した働き人となるために」と題して奉仕局セミナーが行われ、3兄姉にプレゼンテーションをして頂いた。キリスト者として日常の社会生活で、どの様に取り組まれておられるか、実際の体験より、2兄姉のプレゼンをご紹介いたします。

1.「今、何をすべきか?」              
茂原教会  星野 守義
 
 「私の苦悩」は定年前後のうつ病であった。うつ病は私にとって必要であったことを知らされた。妻と榎本保郎師の「一日一章」での家庭礼拝を通し、自身におごり高ぶりがあることを示された。うつ病で悩んだことで自分の罪深さを示され、「今、何が足りないのか?」「今、何をなすべきなのか?」を考えるに至った。少子高齢化の波は教会・教団に於いても深刻である。これは、数字やグラフのパソコンデーターにおいても明らかである、と提示された。教会では、コンサート・バザー・合同ランチョン・賛美夕拝食事会等行ってきた。目に見えた結果は得られていないが、ある宣教師の「福音とは寄り添う事よ!」の言葉に励まされている。

2.「まちづくりの拠点としてのお寺や教会のもつ可能性を考える」
 
井土ヶ谷教会 舛田 悦子
 
 現在、社会福祉協議会ボランティアセンターに非常勤職員として勤務している。キリスト者として地域福祉に関わることは、イエス様の「弱い方々への思い」を実践していく取り組みである。そのキーワードが「子育て支援」「高齢者支援」「障がい者支援」である。各自治体における「地域福祉保健計画」―地域の課題や解決に対する取り組み、「地域防災計画」―災害発生時の行政の対応など、関心を持つことが必要です。また、日頃から地域の活動に参加し、顔見知りになっていくことが大切。そこで、「地域で何が求められているか?」そして、「何ができるか?」「どうしたら信頼が得られるか?」を知ることができる。具体的な事例、①應典院(大阪市)の―「寺を拠点とした人材育成や介護を支える街づくりとしての役割」、②カトリックたかとり教会(神戸市)―震災復興活動として、多文化共生の街づくりへの取り組み」等がある。

 個人としては、特に、傾聴ボランティア、障がい児者の通学・通所支援、などが必要とされている。福音派の教会は、ローザンヌ、マニラ、ケープタウン会議を受け、福音とは、「神に仕えるように地域に出て関わっていくこと」として受け止めているのではないか。           
(杉澤玉美記)