宣教局
信徒の皆さんが救いの喜び、信仰の尊さを味わい、生き生きとしたクリスチャンライフ送り、主と教会に仕えていくとめのセミナーです。講師は信徒の方々が立てられています。
出会いの喜び
このように、あなたがたにも、今は苦しみがある。しかし、私は再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。(ヨハネ十六22)
高校生の時の初めてのデート。前日からうれしくてよく眠れず、当日は体調不良を隠して、彼女と電車に乗って上野動物園へ行きました。彼女と一緒にいる喜びと同時に、動物の匂いで余計に具合が悪くなって、帰りの電車でいよいよ我慢しきれなくなり、車内で嘔吐して、彼女と乗客の皆さんに迷惑をかけてしまいました。若気の至りで無茶したな~と思い出すたびに恥ずかしくなりますが、人間にとって好きな人に会う喜びはとても大きいのだとつくづく感じます。
イエス・キリストはご自分と出会う喜びを出産の喜びにたとえ、女性が子どもを産むときに、産みの苦しみがありますが、自分の子が産まれ出た喜びのために、もはやその苦痛は思い出さない、と言われました。
私は妻の出産の苦しみを見ていて、胎児を産み出す苦しみは、なんと大変なことかと思いました。しかし、子が無事に産まれてくると、ホッとして大きな喜びに包まれたことを覚えています。人はキリストとの出会いによって、苦しみが喜びに変わり、その喜びは続くのです。
もちろん今、キリストは肉眼で見ることはできませんが、信仰というもうひとつの眼で、復活された生けるキリストを仰ぎ見るならば、心に救いの喜びが泉のように湧き出してきます。
生まれながらの人間は罪の鎖で縛られた苦しみの中で、救いの喜びを知らないままに生きていますが、キリストは罪に縛られた人間を解放するために、この世界に来られて十字架にかかり、罪の苦しみから解放して復活のキリストにある喜びに満たしてくださるお方です。
あなたは人との出会いでたくさんの喜びを経験してこられたかもしれません。しかし、キリストに出会う喜びは、それらすべてに勝る救いの喜びです。あなたが求めるならイエス・キリストと出会ってこの喜びに満たされることができるのです。
聖会―心の目が照らされるとき
総務局長補佐 鈴木英夫
「心の目が照らされ、神の招きによる希望がどのようなものか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか、また、私たち信じる者に力強く働く神の力が、どれほど大きなものかを悟ることができますように。」(エフェソ一18、19)
今年度の夏季聖会は、従来の2泊3日のあり方に戻して開催されます。主講師として、当教団より派遣しニュージャージーで牧会している錦織学牧師をお招きし、説教をうかがえることをとても楽しみにしております。既に会場のホテルに宿泊しての申し込みは締め切られておりますが、通いでの出席は可能ですし、また会場においでいただけない方々のためには、YouTube配信による視聴が可能ですので、ぜひ何らかの形でご出席ください!
聖会の目的は、説教者を通して語られる神の言葉に耳を傾け、聖化の恵みにあずかることです。それは先に掲げた御言葉によれば、心の目が「神の光に」照らされ(新共同訳「心の目を開いて」いただき)、神よりの恵みを再発見し、その恵みに生かされている自分自身を再発見させていただく経験だと言えます。もちろん、礼拝をはじめとする全ての説教を聴く集会やデボーションの目的も同じでしょうが、聖会は「普段とは違う時と場所で、説教聴聞のみに集中する」ときだと言えるかと思います。そのためには、できれば全期間会場に宿泊し、集中して御言葉に聴くときをもっていただきたいと願いますが(宿泊費等の高騰の折、参加費が値上がってしまいすみません)、YouTube視聴を通してでも、同じ経験をすることができるはずです。
コロナ感染が始まった頃、全国の皆さんに慰めと励ましを届けたいと、教団牧師による説教配信を総務局で始めました。その中の、当時総
務局長の佐藤信人牧師の説教を、私はパソコンの仕事をしながら聞き始めました(すみません……)。しかし聞いているうちに手を止めざるを得なくなり、(椅子でしたのできませんが)正座するような思いで語られる説教に聴き入りました。聞きなれた御言葉からの説教でしたが、その御言葉を通し神の恵みを再発見させられるときとなり、最後の祈りに心からのアーメンを唱和いたしました。
夏季聖会や全国の聖会を通し、皆さんの心の目が神の光に照らされるように祈ります。
受け継がれてゆく信仰と神の働き
それから時が流れ、2016年の頃、私たち夫婦は聖書学院の舎監をしていた時代に、わが家の隣の宣教師館に、アーネスト・ジュウジ・キルボルン宣教師夫妻(「ジュウジ」のミドルネームは中田重治から授かったという)が住んでおりました。もう90歳を超えておりましたが、自ら車を運転し、日本での最後の働きをしておられました。一緒にテニスをしたり、会食したり親しい交わりがありましたが、そのキルボルン先生に、「何故、キルボルン家は代々宣教師の家系なのか? どのようにしてその志が受け継がれて行ったのか」尋ねたことがありました。その回答は意外なものでした。「私の父はどんなに忙しくとも、子どもたちと十
分な時間を要して一緒に過ごしてくれた」というただそれだけのことでした。私はその話を聞いて、一緒に主日は礼拝をささげ、日々家庭でみ言葉が読まれ祈りをささげていたのでしょうが、その根底には、その子どもと共に時間を過ごすという温かい愛情があって、親子の間に深い信頼の関係が築かれ、親が子を知り、子が親を知って、世界宣教という志を子どもたちの心のうちに育てていったのだろうと思ったのです。
私たちも家族で共に神に向かいつつ、わが子をいつくしみ、家族の信頼の関係の中で、信仰と神の働きを担う志が受け継がれてゆくように、祈り求めてまいりたいと思います。
2024年度
聖会のご案内
https://forms.gle/3r4RsoUR6ymVn1mM7
北海道聖会
9/15(日)~16(月・祝)北海道クリスチャンセンター
古波津真琴牧師(チャーチ・オブ・ゴッド川崎教会牧師)
東北教区クリスチャン ・ミーティング
10/13(日)福島教会(You Tube 配信あり)
山中智貴牧師
武毛聖会
10/13(日)~14(月・祝)栃木教会
石原潔師
信越教区聖会
10/14(月・祝) 佐渡相川教会
佐藤義則牧師
水郷聖会
7/6(土) 佐原キリスト教会
佐藤義則牧師
千葉聖会
9/16(月・祝)
山崎製パン総合クリエイションセンター
岩上敬人師(日本福音同盟総主事)
教団夏季聖会
7/15(月・祝)~17(日)
天成園 小田原駅別館(オンライン配信あり)
錦織学牧師(ニュージャージー日本語キリスト教会牧師)
佐藤義則牧師
石原潔師
三河聖会
7/15(月・祝)
蒲郡教会
大前信夫牧師
中国教区秋季聖会
10/13(日)
広島教会(ライブ配信あり)
郷家一二三牧師
四国教区秋季聖会
9/16(月・祝)
新居浜ホーリネス教会
岡本伸之牧師(キリスト聖協団名古屋グローリアスチャペル牧師)
九州教区聖会
9/22(日・祝)~23(月)
熊本植木キリスト教会(対面とZoom 配信)
加藤望牧師