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2024年度 奉仕局施政方針・活動計画

            
 3月15,16日、教団総会が行われ、2024年度の奉仕局の施政方針・活動計画についても承認いただきました。ご承認いただいた活動計画に沿って進めていきます。


■施政方針

 現役牧師、隠退教師も、もちろん「重んじられるべきひとりの人」であります。牧師ひとりひとりの負担が増加している中、現役牧師が、霊的にはもちろん、肉体的にも精神的にも健康に本来の使命である宣教と牧会、教会形成に専念できるよう、また、隠退教師が穏やかに生活できるよう、つとめてまいります。
 現役牧師の福利厚生について、2013年度以降、厚生基金の枯渇リスクから制限してきました各種援助費を順次再開すべく検討を進めてまいります。また、病気やメンタル不調の早期発見のサポートなど、健康管理に関するセルフケアを支援していきます。
 教職者の隠退後の謝恩金の財源となる厚生基金(現役牧師の福利厚生の財源でもある)を引き続き健全に維持管理していきます。その主な収入源である教会厚生費、牧師厚生費からなる厚生費を一本化し、手続きの簡素化を行いたいと思います。なお、基金運用委員会を、現在の退職基金、厚生基金の運用のみでなく、教団内の資産運営を包括的に担う組織として、その位置づけ含めて検討してまいります。また、隠退教師にはその誕生日に合わせて連絡を取り、近況を確認させていただき、教団委員会とも情報を共有し、お祈りさせていただいています。お互いの近況を知り、お互いのために祈り合うための一助として「めぐみの輝き」の発行も継続していきます。
 緊急支援対策室も引き続き、クラッシュ・ジャパン等、教団の枠を越えて、災害対策・災害支援に取り組んでいきます。


■活動計画

1.教師の福利厚生

 一部の扱いの変更と取り組みについて紹介します。

(1)援助費の一部再開

 厚生基金の枯渇リスクから、2013年度から援助費の一部の支給を停止・制限していました。
 現在(2023年度時点)、停止・制限中の支援費は以下の通り。

  • 停止-疾病扶助、遺族扶助金及び遺児手当、高額療養費援助、健康診断受診費援助、退職教師の住宅援助、教会協力謝礼、牧師館修築費
  • 制限-敬老祝金(70歳以上⇒75歳以上)、奨学金(月額3000円⇒1500円)

そのうち、「高額療養費援助」、「健康診断受診費援助」を2024年度から再開します。必要に応じてご活用ください。2024年4月1日分からが対象となります。

特別賛助献金のお願い
 厚生基金のリスクが消滅したわけではない中で援助費の再開の検討を進めています。なおもまだ、一部の援助費を停止または制限している状況です。
特別賛助献金(奉仕局への献金)にご協力ください。特に、「現役牧師の福利厚生のため」と指定いただければ、現役牧師の援助費のために使用させていただきます。
【送金先(ゆうちょ)】
   口座名:  日本ホーリネス教団奉仕局
   口座番号: 00150-2-426124

(2)教会厚生費・牧師厚生費の一本化

 教会厚生費、牧師厚生費をまとめ、「厚生費」として一本化します。
 「厚生費」の査定については、月々の教会からの教勢・会計報告(月定+集会献金)から査定するものとします。査定結果は、従来の教会厚生費と牧師厚生費の合算額となるよう調整してきましたが、査定方法が変わる以上、どうしても金額が増える教会・減る教会は生じることはご了承ください。
 なお、実施時期は、2024年度の査定はすでに行っているため、2024年度は従来の教会厚生費、牧師厚生費による徴収とし、2024年度は新たな査定方式により2025年度の査定を行い、2025年度から「厚生費」を一本化します。

(3)退職積立金・厚生費未納の場合の扱い

 教会が退職積立金や厚生費を未納の場合も牧師個人が不利益を被ることがないようにその扱いを見直します。
 現行の「教師の退職金等に関する規程」では、第10条および第14条において、退職積立金や牧師厚生費の未納があると、退職金や各種給付金の受取時に、未納期間分が減額されて支給されることとなっています。従来は、未納があっても督促などはしていませんでしたので、そのまま減額対象となっていました。
 今後は、未納があった場合には督促させていただき、未納分は翌年度へ繰り越しとさせていただきます。また、特に厳しい教会にあっては、教団委員会などでも協議させていただき、支援もしくは免除の処置も検討したいと思います。

(4)健康診断のフォローとストレスチェックの実施

 一般企業でも義務付けられているように、年1回の定期健康診断の受診のフォローとストレスチェックを実施します。先生方の病気やメンタル不調の早期発見に努めていきます。
 ストレスチェックについては、2024年度は試行の位置づけで実施します。
 詳細は、追ってご連絡いたします。

(5)慶弔費における請求書の廃止

 現在、弔慰金も含め各種祝い金に関しても、ご本人から「請求書」を発行していただくことになっています。慶弔費は、本人が請求すべきものではないので、請求書を廃止します。ただ、支給のためには情報をいただく必要があるので「連絡票」を提出いただきます(「請求書」から「連絡票」への変更であり、実質的には変更はありません)。
 

2.「めぐみの輝き」の発行と安否確認

 隠退教師の交流誌「めぐみの輝き」10号を9月発行予定で準備します。2021年度に隠退された先生またはご夫妻と、2023年度末、90歳以上の先生方には2,3行の近況の原稿依頼(24名)を行います。お互いの近況を知り、お互いのために祈り合う一助としていただければ幸いです。
 隠退教師の安否確認を誕生日に合わせて行い、奉仕局・教団委員会とも状況を共有し、祈りに覚えていきます。また、隠退教師訪問を可能な限り行い、りばいばる誌にも紹介していきます。
 

3.教団墓地

 第106回合同記念会・納骨式を4月6日(土)に予定しています。説教者は、錦織寛牧師です。
 第107回合同記念会・納骨式を105日(土)に予定しています。